Google App Engine で次にサポートされる言語を予想する
きょうのお昼にでた話題なんだけど、Google App Engine (以下 GAE) ではまず Python がサポートされた。これはなぜかって話になって、たぶん Guido (Python の作者) が Google にいるからじゃね? と言っておいた。GAE で使っている Python はたぶん素の CPython じゃなくて、いろいろ restriction をつけたり security を高めたりしたバージョンなんじゃないか。そうだとすると、ある言語が GAE でサポートされるためには、その core を隅から隅までよく知っていて改造できる人間が必要になる。そう考えれば、Guido を擁する Google が Python を選ぶのも当然の帰結だろう。
じゃあ他の言語は? と考えると、Ruby の場合はまつもとさんやささださんが Google に転職しないとサポートされなさそう。PHP は自分たちで会社を興してるから、これを Google が買収すると可能性は一気に高まる。Perl はどうだろう、わかんね。
で、よく考えたら Google は Android という独自の JVM をもってるやん、だから GAE で次にサポートされる言語は Java なんじゃね? ということを言ったわけ。携帯向けの Android JVM をカスタマイズして持ってくるのか、もしかしたら GAE 用の VM を独自に開発してるかもしれんし、それはわかんないけど、JVM は sandbox という仕組み(?) もあるし、GAE でサポートするには Java は都合のいい言語なんじゃなかろうか。
でも世の中的には Ruby だろ、GAE が成功するためには Rails 人気を取り込まないといかんだろう、と続いて、じゃあそこで JRuby の出番ですよ、という話になった。Google が MRI や YARV をカスタマイズして GAE でサポートするという可能性は低そうだけと、JRuby を使って Ruby をサポートするというのなら可能性はけっこうあるんじゃなかろうか。もしそうなら、Google は JRuby on Rails の成熟を静かに待っているのかもしれない。
でも JRuby 使うなら Rhino 使って JavaScript をサポートするのが先だよな。あそうか、JS ではサーバサイドの環境が整ってないからサポートできないのか。でもたしか JS 版 Rails の作者は Google 勤務だったような気がするから、JS の可能性も否定できないな。そうなると一気に server-side JS が花開いて、JS 一人勝ちの未来になるかもな。