ライブラリの更新頻度で言語を批判するとは新しい視点だ

Javaプログラマ』さんだそうです。これだからJava屋さんは(ry

そこで気がつくのですが、

あれ....CPAN ライブラリのバージョン更新があまり進んでない.....

ということなんですね。たとえば、用途から考えて、現役でちゃんとメンテされているに決まっている XML::RSS あたりを基準に考えると、

2009年:2、2008年:8、2007年:1、2006年:4

というくらいの更新があります(要するについさっきも更新があった、くらいの頻度)。それに対して、XML:RSS が要求する XMLパッケージの基盤ライブラリである XML::Parser で、最終更新が 2007年11月ですし、SHA アルゴリズムを使うメッセージダイジェスタ実装の Digest::SHA だと、

2008年:2、2007年:1、2006年:8、2005年:4

と、2006年くらいにピークがある、という格好になっています。

http://blog.pasonatech.co.jp/sugiura/9524.html

べつにいいんじゃね? SHA なんてアルゴリズムの仕様は明確で安定しているんだから、そのライブラリも安定しているだけじゃん。なんか問題でもあんの?

さすがにもう Perl という言語は古くなってきています。

これは同意するけど、その理由として Digest::SHA1 の更新頻度を挙げるのはまさにバカだろう。

1. 言語仕様が汚い。厳格にはサブルーチンの「引数」という概念がないし、変数はすべてグローバルで特に宣言した場合だけローカルになる...というあたりの仕様は、そりゃインタプリタの実装は楽チンだろうけども、美意識(とミスしにくさ)には欠けるよね。
2. 後付けのオブジェクト指向。何かヘンテコなやり方です...神の祝福が要る(bless)わけですが、「神の祝福」って何だろ?
3. 5.8(2002年) でマルチエンコーディングに(実質上Unicodeに)ようやく対応。これはタイミング的にはちょっと遅れを取った感が否定できなかったです....

1. はなんであんな仕様になったんだろうね。まったく理解できない。
2. は、まあしょうがないわな。いけてないのは事実だけど、あとづけの仕様としては頑張ってると思う。
3. はよくしらんので保留。それよりまともな例外処理をいれてほしい。

そりゃ Perl6、という話もないわけではないのですが、これだけCGI(そりゃMovableTypeだって...)が書かれちゃうと、下手すれば

Perl6 は登場(そりゃ現在でも Haskell で実装された Pugs はありますが...)しても全然普及せずに、Perl5 だけ「レガシー資産」扱いで細々とメンテされる

状態になる可能性も否定しきれないようにも感じます(そりゃCOBOLFORTRANだってまだ現役言語には違いない!)。

『そりゃ』が大好きみたいですね。