デザイナに eRuby を書かせるのは、あくまで次善策

Ruby on Rails の開発元である 37signals では、デザイナが eRuby ファイルを編集するだけでなく、ヘルパーとかも書くらしい。

UI Design on Rails

  • 37signalsにおけるデザイナとプログラマ連携の事例紹介
  • デザイナにも積極的にviewファイル(.erb/.rhtml)を触らせろ、そしてリポジトリを使わせろ、というお話
  • 最初はちょんぼもあるかもしれない。でも、そこで壁を高くしては駄目。ちゃんと対話し、一緒にイタレーションを回せるようになれば、開発はとてもうまくいく。
  • 目から鱗が落ちた
RailsConf 2008まとめ(簡易版) - サンフランシスコ出羽守手記(masayangの日記

こういうのはやめてほしいなあ。理想的だというのはわかるんだけど。

37signalsのやり方は、自社に専属のデザイナを用意できて、かつそのデザイナがHTMLをエディタで書いてくれるような心の広いデザイナである場合にのみ有効だよな。
でもふつうは、専属のデザイナなんていやしないし、テキストエディタじゃなくてDreamweaverを使ってる。

もし、仮に、37signalsのやり方が広まったとしたら、そして今の Ruby on Rails 人気を考えたら、デザイナが eRuby を書くのが当たり前だと思うバカプログラマが増えそう。
そしてデザイナが文句をいったら、「これが正しいやり方なんだ、37signalsもそうしている」とか言いそう。

それでも37signalsではデザイナにRailsの流儀を一つひとつ丁寧に教えるけど、こういうバカプログラマはそういうことは面倒くさがってしない。めんどくさいことはせずに、eRuby を押し付けることだけ真似しそう。


いやー、超ありそう。つーか、SmartyとかJSPとかでもありそう。デザイナ涙目。